Journal / 建築への考え方
薪ストーブのある暮らし

弊社のお客様の多くが薪ストーブを取り入れています.火の見える生活は,やはり心を惹きつけるものがあります.
薪ストーブを導入するとき,メインの暖房とするか,補助的に使うかで設計は大きく変わります. 「笠をかぶるのびやかな家」や「斜天のあるボックスハウス」では,薪ストーブをメイン暖房として計画しました.必要な火入れの頻度は住宅の性能や気候,使い方によって変わります.日常的に使う主暖房として考えるなら,薪を運ぶ動線も大切です.そのため「玄関」という概念をあえて外し,外から土間を通ってストーブまで直接運べるように計画しました.ストーブのあるリビングで靴を脱ぎ,そのまま居間に入れるようにしています.
一方で「河畔林にたたずむ家」のように補助暖房として導入する場合は,他の利便性を優先.玄関とストーブを無理につなげるのではなく,大きな窓から薪を出し入れする方法を採用しました.
薪ストーブを「ストレスなく暮らしに取り入れる」には,生活のリズムに寄り添った設計が欠かせません.


Instagramの投稿をもとに,HP掲載にあたり一部加筆・編集しています.
文:斉藤公平
