Journal / 建築への考え方
流行よりも,時間に残る判断を

建築は完成した瞬間だけで評価されるものではないと思っています. そこに住む人,働く人,訪れる人が変わっても,周囲の風景や街並みが少しずつ変化しても,その建築は長い時間そこにあり続けます.
だからこそ,形,素材,開口,構造,納まりの一つひとつに,時間を経ても弱くならない判断が必要です.
目新しい表現や流行の素材を否定するわけではありません. ただ,それがその場所に残り続ける理由を持っているかどうかを考えたい.
建築が時間に残るためには,完成時の美しさだけでなく,経年の姿,使われ方の変化,風景との関係まで含めて設計することが大切だと考えています.
「黒の輪郭」「河畔林にたたずむ家」


Instagramの投稿をもとに,HP掲載にあたり一部加筆・編集しています.
文:斉藤公平|施工:紺野建設株式会社(掲載作品)
