
About this architecture
広い畑と大きな空が広がる場所に,工房と住居をひとつの大屋根の下にまとめた住宅.暮らしを2階へ持ち上げることで,季節によって変わる畑の向こうまで見渡しながら,平屋のように暮らせる構成とした.



Design Story
工房と暮らしを重ね,大屋根でひとつに包む.
敷地の周囲には広い畑と大きな空が広がっている.一方で,夏になれば畑には背の高い作物が育ち,地面に近い視線からは遠くの風景が隠れていく.そこで1階に工房を据え,住居を2階へ持ち上げた.生活に必要な諸室を2階にまとめることで,高い位置から周囲を見渡しながら,平屋のように暮らせる構成としている.
毎日上り下りする階段は,単なる移動のための場所にはせず,大きな開口に沿わせた.地面から離れるにつれて畑の向こうまで視界が開き,1階の工房から2階の暮らしへ,風景の変化とともに気持ちも切り替わっていく.
性格の異なる工房と住居を別々の建物に分けるのではなく,大きな屋根でまとめて包んだ.1階と2階でそれぞれ異なる平面を許容しながら,長く伸びる屋根が建築全体をひとつの輪郭としている.広い空の下に低く大きな屋根を掛けることで,この場所のスケールに応える建ち方を考えた.
Dialogue 02 / Client Conversation
この家で暮らしてから,
わかったこと.
設計前のノートをもう一度広げ,羊毛工房の使われ方,2階からの風景,牧場や家族との距離を住まい手と振り返りました.
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