Journal / 建築への考え方
家族の居場所は,一つでなくてもいい.

最近はキッチンまで含めた開放的なLDKが多いですが,生活スタイルをよくよく見直すと必ずしもそれが正解とは限りません. 限られた面積の中で,お客さんに見られていい部分とプライベートにガシガシ使っていきたい部分が分かれていたほうがいい場合もあります. 今回は「家族の集まり」に対して「のんびりとTVを見たりするリビング」と別に「勉強や仕事でもみんなでつかえる,書斎を兼ねた大きなダイニング」を用意しました.自分の荷物や本をまとめて置ける収納も準備して,2種類の家族の場所を作りました. 細かく部屋を分けるように作ることで,開放感がなくなり狭く感じてしまうこともありますが,天井をつなげてみたり,板と板の間に隙間を設け,隣の空間が見えるようにしたり,庭に対して大きく開口をとるようにしたりと,面積以上の広がりを感じられるように工夫をしています.


Instagramの投稿をもとに,HP掲載にあたり一部加筆・編集しています.
文:斉藤公平
