
About this architecture
高台のポテンシャルを活かし,街を見下ろす2階の主室へ人を自然に導く住宅.玄関から続く階段と斜めの天井によって移動の方向をつくり,その先に大きな窓から広がる街の景色を置いた.



Design Story
街の景色へ,斜めに導く.
敷地は少し高台にあり,2階まで上がると街並みの向こうへ視線が大きく抜ける場所だった.そこで主室を2階に置くだけではなく,玄関からその景色へ至るまでの動きそのものを建築の骨格にすることを考えた.
玄関からは階段がゆるやかに立ち上がり,人を2階へ導く.1階の各室へ向かう途中には奥行きのある前室を挟み,日常の移動に少しの余白をつくった.階段を上り切ると,斜めに持ち上がる天井の先で大きな開口が街へ向かってひらき,眺望が一枚の大きなスクリーンのように室内へ現れる.
階段の上昇と斜天井の方向をそのまま外形にも表すことで,建物には跳ね出した斜めの輪郭が生まれた.形を先につくるのではなく,玄関から主室へ向かう動きと,その先にある風景をつないだ結果として,この住宅の姿を整えている.











