
About this architecture
東西に長い敷地で冬の日射を取り込みながら,低く抑えた2階床による圧迫感を,連続する現し梁によって空間の骨格へ変えた住宅.吹抜けや手摺まで同じ秩序の中に整えている.



Design Story
低さを隠さず,梁を空間の骨格にする.
東西に長い敷地で,冬の日射をできるだけ室内へ取り込むため,建物の幅を必要な寸法まで絞り,南側を大きく開いた.その光を1階の奥まで届けるために吹抜けを設け,長手方向へ光が伸びる住空間をつくっている.
一方で,平面計画と階段の段数を整えるためには2階の床高さを抑える必要があり,通常の天井を張ると1階に低さが強く残る条件だった.そこで天井の面で低さを隠すのではなく,梁を連続して現しにした.繰り返す梁が奥行きをつくり,高さの制約を圧迫感ではなく,空間を特徴づける骨格として受け止めている.
吹抜けのまわりも,同じ骨格から切り離さないように整えた.手摺壁を床から少し浮かせ,床端部を立ち上げて梁と一体に見える框をつくることで,安全性を確保しながら視線の連続を保っている.構造上必要な梁,光を落とす吹抜け,手摺の納まりを別々に処理せず,ひとつの空間の秩序としてまとめた.










