
House
陽だまりの 2世帯
- 用途
- 住宅
- 施工
- 紺野建設株式会社
- 撮影
- 安田 琢朗
About this architecture
住宅街の中にぽっかりと残された畑に建つ二世帯住宅.限られた建築可能範囲の中で,二つの世帯を単純に上下へ重ねるのではなく,親世帯と子世帯を別々のヴォリュームとして捉え,少しずつずらしながら配置した.それぞれの暮らしを適度に分けながら,どちらの世帯にも光が届く関係をつくっている.



Design Story
二つの世帯に,それぞれの陽だまりを.
二世帯住宅では,互いの距離をどうつくるかと同時に,それぞれの世帯へどのように光を届けるかが大きな課題になる.上下にそのまま重ねれば生活音が伝わりやすく,かといって二つの平屋を並べるほど敷地に余裕はない.そこで親世帯と子世帯を別々のヴォリュームとして考え,子世帯の居住部分を2階へ持ち上げながらも,両者ができるだけ上下に重ならない構成とした.
二つのヴォリュームをずらすことで,それぞれに南側からの光が入り,窓の向きや居場所も互いに干渉しにくくなる.一つの大きな二世帯住宅としてまとめるのではなく,二つの暮らしが少し距離を保ちながら並ぶことを,そのまま建築の形として表している.
子世帯のヴォリュームには,道路に対してわずかに角度をつけた.車を降りて玄関へ向かう動きを受け止めると同時に,道路へ正面を向いて構えすぎないためでもある.その角度によって二つのヴォリュームの違いがより明確になり,見る方向によって重なり方や輪郭が変化する.それぞれの世帯に陽だまりをつくるための配置が,そのままこの住宅の外観と居場所の関係をつくっている.











